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「♪いーつのことだか、思い出してごらん」という歌声が保育室から聞こえてくる季節になりました。3月は卒園の季節です。
入園当初、母親と離れるのが嫌で泣いていたAちゃん。「いつまで泣くのだろう」って、子ども以上に泣きたい気持ちで送ってきてくださったお母さん。そんな出来事も懐かしく思い出されます。
みんなの帰る用意ができるまで、歌をうたおうとすると「いや〜!B子ができるまで歌ったらダメ〜」とピアノの手を止めにきたBちゃん。
「みんなのってわかっているけど、使いたいの」と玩具を譲れなかったCちゃん。
「見とくだけ」と言ってなかなか体操をしようとしなかったDちゃん。
春が過ぎ、夏がきて、秋がすぎ、冬になり・・季節が過ぎるのとともに、こんな姿はみられなくなります。
先生と、友達と、いろんな人との様々な体験が、子どもの心に積み重なって、3月には一人ひとりが成長をした姿を見せてくれるのです。
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子どもたちは、過去の姿にとらわれることなく、今の自分を当然のこととして受け止め、前を向いて生きています。
「もうすぐ、みんなとお別れ。さびしいな」と思う保育者の気持ちをよそに、小学校に行く喜びに目を輝かせ、堂々としているように見えます。
「先生、泣いたらあかんで」「ピアノ間違えんときや」と修了式の朝に励ましの言葉さえいただくことがあります。「この間まで、泣いていたのは、あなたたちでしょ。」と心の中で笑いながらも、共に同じ時間を過ごしてきた仲間として、子どもに支えられている自分を確かめる瞬間です。
今年も素敵な出会いをありがとうと、感謝せずにはいられません。
4月からは、1年生。子ども達はこれから、どんな出会いを繰り返しながら大きくなっていくのでしょうか。
自分には力がある。自分はとても大切な存在。困った時には必ず力になってくれる人がいる。そのことを信じ、未来に向かって成長してほしいと願っています。
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