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イラスト・ひよこ

幼稚園では、どんなことをしているの?

幼稚園って楽しいな〜泉南市立幼稚園では〜

ここをクリックしてください。(PDFファイル280KB)

  保育スケッチ@◆    (教育委員会からの発信)

子どもが自然界のさまざまな命に気づく時

              〜幼稚園での飼育活動を通して〜

 ある日、園の草むらで蛙を見つけた5歳児。跳びはねる蛙の動きと、それを捕まえることの楽しみから「飼いたい!」と言い出しました。

 担任は飼うからには責任を持って世話をしてほしいと考え、話し合いをもちました。「水、入れなあかん」「土もいる」「えさがいる」「蛙って、何食べるん?」と図鑑で調べて、その日から蛙はクラスの住人となりました。

 それからは、毎日が驚きや不思議の連続です。

 アマガエルは葉っぱの上では黄緑色に、小石の上では、石の色に変わること。手足の吸盤をつかって、ケースを上手に登ること。バッタやクモをパクリと食べてしまうこと。図鑑に書いてあることが、目の前で起こります。水かえの時に、握りすぎて死なせてしまうこともありましたが、体験を積み重ねる中で、生き物の生態を知り、命あるものとの付き合い方を実感していきました。

 ある日、蛙当番の子どもが、ウメエダシャクを捕まえてきました。それは、尺取虫から羽化するまでを育てて、昨日、誕生日の歌を歌って見送ったばかりのガでした。名前まで付けて親しんできたガです。

 「もしかして、ウメエダシャクちゃん?」「どうする?入れる?」と担任の方を向く子どもに、担任は「複雑な気持ちやな〜。蛙の気持ちになったら“食べたいなあ”だけれども、ウメエダシャクの気持ちになったら“逃げたいな〜”だろうなあ」と答えました。しばらく考えた子どもは「やっぱり、やめとこ!」と走っていきました。

自然界には、このような矛盾はたくさんあります。食べられる命と食べることによって生かされている命。

 このような体験の中で、人間もまた、たくさんの生き物の命をいただいて生きているということを実感してほしいと思います。

生き物との触れ合いを通して、命と出会い、命を大切にすることを学んでいる子ども達です。 

 保育スケッチA◆    (教育委員会からの発信)
 

一人一人の思いを出して、目的が達成される喜びを感じる時

〜幼稚園での食育活動を通して〜

 公立幼稚園では、畑にじゃがいもやたまねぎを植え、収穫した後はカレーライスづくり等、会食を楽しんでいます。

 涙を出しながら、たまねぎの皮をむいたり、じゃがいもの皮をむいたり、慣れない手つきでにんじんを切ったりと、子どもながらに真剣な表情で取り組んでいます。

 園によっては、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、肉が材料とは限りません。ある幼稚園では、3つのグループでどんなカレーを作るかの話し合いから始めました。

 「蛸いれようよ」「え〜?」
 「たこ焼きに入っているからきっとおいしいよ」
 「ブロッコリーは?」
 「僕の育てたなすびも入れたいなあ。」
 「ママに聞いたらチョコレートやコーヒーも入れ るって言ってたよ」
 「バナナも甘くなるんとちがう?みんな、辛いカレーよりも甘いカレーの方がいいやろう?」
「りんごもジャムも最後に入れるとおいしいって」

 とそれぞれが家庭での材料を聞いてきたり、自分で思いついたことを話したりと、なかなか活発な議論です。

 自分がお勧め材料を自分なりの理由をつけて一生懸命、主張します。

 4歳、5歳の子ども達でも、お互いの意見を出し合って、おとなが少し整理してあげると納得した結論にまで導いていくことができます。

 出した自分の思いや考えが、みんなに認められて実現していく喜び、残念ながら引っ込めないといけないときの悔しさなど、話し合いの積み重ねはとても大切です。

 そんな話し合いを何度も重ねて、今年のカレーは「野菜カレー」「たこアップルカレー」「いろいろカレー」の3種類となりました。

 今まで味わったことのない奥深い味でしたが、「カレーライスはこういうもの」という固定概念をくずして新しい事に挑戦することを子ども達から学びました。

 お互いに意見を出し合って、収穫、買い物から料理まで、すべてやりきった子ども達は、自分のグループのカレー味にとても満足していました。

保育スケッチB◆    (教育委員会からの発信)
 
お店屋さんごっこで、社会で体験

〜幼稚園でのごっこ遊びから〜

  子ども達の大好きな遊びに、お店屋さんごっこがあります。しかし、子ども達が買い物のできるお店はだんだんと少なくなっています。

 私が小さい頃は(40年位前ですが)「おばちゃん。10円で」といいながら、自分のお菓子を買いに行ったものでした。

 私の子ども達は、犬に吠えられるのを怖がりながらも、近所の駄菓子屋で選んだお菓子を小走りに抱えて帰ってきました。今はその駄菓子屋もありません。

 身近にお店が少なくなったことで、自分でお金を支払った経験のない子ども達が増えています。

 幼稚園では、子どもたちに、遊びの中で、買ったり、売ったりする経験を楽しんで欲しいと思っています。

 お店やさんごっこでは「ハンバーガーショップ」「スーパー」「レストラン」「ケーキやさん」「たこやきやさん」「美容院」などが多く、地域で出会うことが少なくなった「やおやさん」「お魚屋さん」などは、あまり取り上げられなくなってきました。

 

 

 子どもが楽しむためには、できるだけ本物に近い環境を作ります。その中で、品物を作る過程を楽しみ、自分の経験を生かします。

 スーパーでは、「ナイロン袋はいりますか?」と聞いてくれます。たこ焼きはくしでコロコロとひっくりかえし、フライドポテトは油であげて、紙袋に入れてくれます。美容室では、雑誌を持ってきて、カーラーをまきつけてくれます。

 「いらっしゃしませ」「おいくらですか」「ありがとうございます」と言葉も巧みに、なぜか標準語を使います。時には、「おまけです」とサービスもしてくれます。お金は、1100円など支払いやすくなっていて、なくなると買えません。

 自分の知っている社会を模倣し、遊ぶ中で、もう一度、自分の身の回りに目をむけるようになるのです。そこには、学びがたくさんあります。家庭でも、子ども達と一緒に、働く人に目をむけ、買い物体験をしてみてはいかがでしょうか。

保育スケッチC◆    (教育委員会からの発信)
 

卒園おめでとう 

〜未来に向かって〜

  「♪いーつのことだか、思い出してごらん」という歌声が保育室から聞こえてくる季節になりました。3月は卒園の季節です。

 入園当初、母親と離れるのが嫌で泣いていたAちゃん。「いつまで泣くのだろう」って、子ども以上に泣きたい気持ちで送ってきてくださったお母さん。そんな出来事も懐かしく思い出されます。

 みんなの帰る用意ができるまで、歌をうたおうとすると「いや〜!B子ができるまで歌ったらダメ〜」とピアノの手を止めにきたBちゃん。

 「みんなのってわかっているけど、使いたいの」と玩具を譲れなかったCちゃん。

 「見とくだけ」と言ってなかなか体操をしようとしなかったDちゃん。

 春が過ぎ、夏がきて、秋がすぎ、冬になり・・季節が過ぎるのとともに、こんな姿はみられなくなります。

 先生と、友達と、いろんな人との様々な体験が、子どもの心に積み重なって、3月には一人ひとりが成長をした姿を見せてくれるのです。

 

  子どもたちは、過去の姿にとらわれることなく、今の自分を当然のこととして受け止め、前を向いて生きています。

 「もうすぐ、みんなとお別れ。さびしいな」と思う保育者の気持ちをよそに、小学校に行く喜びに目を輝かせ、堂々としているように見えます。

 「先生、泣いたらあかんで」「ピアノ間違えんときや」と修了式の朝に励ましの言葉さえいただくことがあります。「この間まで、泣いていたのは、あなたたちでしょ。」と心の中で笑いながらも、共に同じ時間を過ごしてきた仲間として、子どもに支えられている自分を確かめる瞬間です。

 今年も素敵な出会いをありがとうと、感謝せずにはいられません。

 4月からは、1年生。子ども達はこれから、どんな出会いを繰り返しながら大きくなっていくのでしょうか。

 自分には力がある。自分はとても大切な存在。困った時には必ず力になってくれる人がいる。そのことを信じ、未来に向かって成長してほしいと願っています。

 

 

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作成:教育委員会事務局指導部指導課
作成日平成14年12月1日
更新日:平成22年3月8日

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